top of page
検索
執筆者の写真横浜国立大学女子ラクロス部

引退しておもうことーちいー

これで最後のブログになります。

主将のちいです。


まず初めに、2019リーグ戦に足を運んでいただいたり、playerで結果を逐一確認して激励してくださった皆様、2019チームを応援してくださって本当にありがとうございました。

応援の力というのはすごいもので、歓声が上がると、青に染まる応援席を見ると、疲れなんて吹っ飛んで走ることができました。皆さんの温かい声援なしにはここまで来れなかったと思っています。この場を借りて感謝の言葉を伝えさせてください。

ありがとうございました。


引退ブログということで、今の想いを伝えさせていただきます。長くなりますが最後まで読んでいただければ嬉しいです。


終わった今はじめにくる感情は、やはり『悔しい、情けない』です。新チームがはじまるとき心に誓った一部昇格、一部に挑戦する権利すらもぎ取れず終わった2019チーム。今までたくさん支えてくれた後輩に一部の舞台を残せなかったこと、応援してくれているWOWの皆さんと最高の瞬間を共にできなかった悔しさと不甲斐なさは、今後一生心に残ってしまうんだと思います。

『4勝1敗、得失点1点差で3位』という戦績は、私の、私たち4年生のつめの甘さを十分すぎるくらいに物語った結果です。このチームの力を信じていたし、同期の力は嫌というほど実感してきていたから、このチームはこんなところで終わるはずない力を持った集団だと、今でも思っています。自分の力不足、数えだすとキリがない後悔、残る虚無感、もうラクロスを見たくないと思ってしまうほど、夢に外したシュートや守れた失点が出てきてしまうほど、今は心に焼き付いて離れません。本当に情けない、その一言につきます。


そんな苦しい終わりを迎えてしまったラクロス人生ですが、振り返ってみても苦しいことが多かったように思います。

訳もわからずラクロスしていた1年生

ビビりまくって思うようにできなかった2年生

チームのことをたくさん考えた3年生

強くなることだけを考えた4年生

どの瞬間もどんな気持ちでいても毎朝4:30に起きなければいけないし、苦手なランニングトレーニングをしなければいけないし、人間関係にももまれて、学科のレポートも大変で、大好きな飲み会に誘われても(笑)断らなければいけなくて、そこに思い描いたような大学生活はありませんでした。


それでも私は、自分は幸せ者だと思うし、何度1年生に戻ってもラクロス部に入部すると自信を持って言えます。

苦しい時間が長いからこそ、リーグ期間の一瞬は何にも変えられないキラキラした時間でした。

会場の一体感、シュートを決めたら駆け寄ってくれるみんな、応援席から届く必死な声、仲間の頑張りに感化されて頑張りが連鎖する瞬間、たまにしか見れない(笑)コーチの笑顔、どれも私の大切な思い出で、忘れられない瞬間で、その時のために苦しんできたような、そんな感覚になりました。


それだけではありません。

お互いに求め合う環境で、いろんな苦労を経験したからこそ、人として 成長できた4年間でした。

今見ている景色は大学1年生の時に見ていたそれとは全く異なります。この4年間で自分についての理解がすごく深まりました。自分が何に幸せを感じて、何に苦しさを見出して、何に対して感情が揺さぶられるのか、できることは何でできないことは何なのか、そしてそれは本当にできないことなのか、そういう自己理解を深めることで周りに要求することも明確化されて、自分のやるべきことや選ぶ道も明確に見えてきます。

人として成長することって、それを実感することってすごいことなんだと思います。人生がより豊かになった気がします。これは間違いなく厳しく私の能力を求めてくれた同期のおかげです。

いろんなことを言われて

いろんな感情になって(過呼吸になるくらい泣いたこともあるね)

自分と向き合って人と向き合って

許して許されて愛して愛されて

ここまできました。

だから、ボコボコにしてくれた同期本当にありがとう、そしてボコボコにした同期、本当にごめんね。笑


ここだけでは語り尽くせないくらい、価値のある4年間でした。最高の仲間と過ごした、あついあつい夏でした。

プレッシャーに潰されそうになっていた1年前の自分が懐かしいです。毎朝起きてそのプレッシャーと戦いながら必死に生きていたのに、気付いたらプレッシャーを背負えることが幸せなことだと感じるようになっていました 。

少しは強くなれたかな、みんなにとって私がどういう人に見えていたか分からないけれど、

今は自分がこのチームの主将であったことを、誇りに思います。

1年間ついてきてくれて支えてくれてありがとう。


後輩へ

悔しいし不甲斐ないし情けない気持ちは墓場まで持っていきます。後輩のみんなは私たちを踏み台にして軽々と私たちを超えて欲しい、もっと広くてキラキラした大きい舞台を目指してほしい、そこで戦ってるみんなを見たいです。

私にとってみんなは活力そのものでした。眠い日も辛い日もみんなの顔をみると頑張らなきゃって思える、強くなりたいって思える、頼れる人でありたいって思える、そんな存在。本当にありがとう、入部してくれてありがとう。

私たちのした決断に振り回されてたくさんの不安を抱えさせてしまった夏前、それでも黙ってついてきてくれたことに感謝の気持ちしかないです。

あとは飲み会でも私生活でもすごいだる絡みしちゃったことは反省してるけど後悔はしてないです。9日楽しみです。笑

今はみんなそれぞれいろんな葛藤があると思うけれど、間違いなくみんながいる場所はかけがえのない場所になるから、信じて頑張ってほしいです。

逃げる理由を探すのは簡単だけれど、頑張る理由を見つけるのは難しい、大学の部活動ってそういう世界だと思っています。

どうか向き合って欲しい、向き合えない時には周りを頼ってほしい、こんな場所は他にないから、こんな経験は他ではできないから、『ここでしか得られないもの』がたしかにあるから、信じてほしいです。

個人的には考えるより先にやってみることがもっとあってもいいんじゃないかな、と思っています。


同期へ

毎朝挨拶して連絡事項を1つ忘れて私がなにを忘れたのかみんなに考えさせることも、円陣の下手さに文句を言われることも、独特の(変な)プレーして笑われることもないし、

まると泣きながら言い合うことも(私にとって世界一のディフェンスリーダーだった)

こっぺにいちいち反省をもらいながらシュートを打つことも

いろはとバイト中に語り合うことも

なごみにメッジを借りることも(ごめんなさい)

じーなの瞬足に毎回びっくりすることも

もかの包容力で緊張を緩和させることも

るうと目を合わせまくってどうにかアシストすることも

そうに感覚的な考え方や気持ちを吐き出すことも

はくに面倒くさいって言われながら仕事を振ることも(これ私はとても好きでした)

きのにもっとできると言いすぎて困らせることも

ないと思うと本当に本当に寂しいです。色濃い同期で最強の同期です。

練習終わって自主練してシェルシュでご飯食べてその後もなぜか一緒にいて卒論やらずにラクロスについてチームについて話してた日々は一生の宝物。

文句を言いがちだし、うるさいし、くっつきがちだし(まるのせい)、ブラックジョークが大好きだし、個性強すぎる代だけど、なんやかんや仕事するところとかさりげなくフォローしてくれるところとか、とにかくパワフルなところとか、私はすごく好きです。みんなと同期でよかったです。(何回も言うけどだからこそ悔しいね)

いちばんは、私の閉ざしていた心をこじ開けてくれたこと、一生感謝し続けます。笑

本当にありがとう。


最後に、こんな経験をさせてくれたラクロス部への入部を後押ししてくれた、家族や友人

新歓をしてくださった先輩と入部の決め手だったうみさん

あつい応援をして支えてくださった、関係者の皆さん

そして、1年間私たちと向き合いながらたくさんの指導をしてくださったコーチの皆さん

本当にありがとうございました。

女子ラクロス部はこれからもずっとずっと続きます。これからもどうか温かい声援を送ってくださると嬉しいです。


2020年の横浜国立大学女子ラクロス部のますますの発展を祈って、ここで引退を報告させていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


2019.11.5

4年 主将 稲井南

閲覧数:303回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page